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映画『君の名は。』がモンスターアニメになった本当の理由とは!?

 
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でるっクマ


湘南を拠点とする研究所RSEL、宇宙海賊団メンバーの1人(1匹?)。映画「君の名は。」に心打たれ、初回限定5枚組Blu-ray版を購入したやさしいクマ。独自の視点から、映画やアニメについて考察する記事を執筆している。

◉ ボディフィギュアタイプ
「ポッキー丸太」の隠れ「なで」型



ID @sekirintaro

一世を風靡したモンスターアニメ、
君の名は。』。

何故この旬が過ぎた今となって、
あえてテコ入れする経緯に至ったのか。

巷ではこの映画の
数々の解釈が溢れているけど、もうね。。。

「見てらんない!!!
全然違うから!!!」

という一念を感じ取ったゆえ、

初回限定5枚組Blu-ray版を抜け目なく
ゲットした超広告メディア科のでるっクマが、
何回かに分けて『君の名は。』の真相を
紐解いていっちゃうぽよ。

 

キーワードは、「時間」の概念

まずこの映画のキーワードは、
なんといっても「時間」

学生時代の瀧君と三葉って、
よくよく考えると実は同じ3Dの世界では
一度しか会ってないんだよね。

三葉が瀧君に会いに、
満を持して上京してきた時だけ。
なんとなんと、
一度もデートなんてしてないわけ

それが社会人になった時、
陸橋の上でお互い何かを感じるものの
ニアミスで終わり、
そしていつもと何も変わらない通勤電車に
乗ったらお互い目と目が合って、、、

 

ズキュン!!!」

いやいや、ちょっと待ってよ。

一回冷静に考えてみよう。

「お互いほぼ初対面だよね?えっ、、、えっ?」

っていうツッコミが入っても
おかしくない状況だよ、冷静に見ると。

お互い名前も想い出せないし、
全く知らない者同士のはず。

ただそんな野暮なツッコミを、
一切受け付けないし一切言わせない。
なんなら観客の涙まで誘ってしまう何かが、
このシーンにはあるんだよね。

一体、僕達にこれほどまで
訴えかけてくるものは何か?

 

時間は一方向には流れていない

それは、「時間」の概念。

僕たちが当たり前として
直線状に捉えている時間が、
曲がったり、捻じられたり、戻ったり、
解けたり、結ばれたりする
動きを実はしている。

この到底頭では
受け入れ難い時間の概念だけど、
なのに何故かお腹には
訴えてくるものがあって、
それに多くの人が
ズキュン!」されたわけだね。

そして劇中で
「時間」のシンボルとなっているのが、

なんといっても「糸」

三葉の髪を結わいている赤い「糸(組紐)」、
三葉の住む「糸」守町、「糸」守湖 etc。

ストーリーも、
瀧君という「糸」と三葉という「糸」、
つまり二人の縁を「結ぶこと」を
軸に展開されていくよね。

そういえば三葉のおばあちゃん(一葉)に、
次のようなセリフがある。

「三葉、四葉、むすびって知っとるか?土地の氏神様をな、古い言葉でむすびって呼ぶんやさ。この言葉には深ーい意味がある。糸を繋げることもむすび。人を繋げることもむすび。時間が流れることもむすび。全部神様の力や。わしらのつくる組紐もせやから、神様の技。時間の流れそのものを表しとる。縒り集まってかたちを作り、捻れて、絡まって、時には戻って、途切れて、また繋がり…それがむすび。それが時間。」

まさにこのセリフの通り。

….ただし、
そんなスムーズにはいかないわけだね。

瀧君と三葉が夢の中で
入れ替わり結ばれていく前半の流れは、
実は彗星災害を防ぐために
行われていたわけだけど、

それは

あるものを等価交換に
差し出さなければ叶わない


ということが劇中で描かれている。
それこそが、「君の名」

 

「記録(データ)」と「記憶(メモリー)」の違い

おばあちゃん(一葉)のセリフでも、

「戻るには、あんたらのいっとう大切なもんを引き換えにせにゃあかんよ。口噛み酒やさ。御神体にお供えするんやさ。それはあんたらの、半分だからな。」

とある通り、

頭の中に入れてきた様々な
「記録(データ=名詞)」を
全て差し出さなければ、
「記憶(メモリー)」の
クオンタムジャンプは叶わず、
逢いたい人に逢うことができない。

「記録」という自分の半身を差し出すことで、
「記憶」という自分の半身が受け継がれる。

まさに等価交換。

そう、この映画は
「記憶(触覚)」と「記録(目耳鼻口)」の
違いも描いているんだね。

そのシンボルとなっているのが、
瀧君のiPhoneから日記のデータが
どんどん削除されていく描写。

三葉とのやりとり(記録=データ)を
全て捨て去り、
三葉に「逢いたい」という相手を想う
気持ちだけ持っていればいい。

むしろそれ以外は必要なものじゃない。

その相手を想う気持ちが「記憶」となり、
受け継がれていく。

 

「記録」は所有できるが、「記憶」は所有できない

ここで大事なのは、
「記憶」は自分一人のものではない
ということ。

瀧君と三葉の夢の中での入れ替わりも、
このことを暗喩している。

「記録」は自分の頭の中(妄想)でも
作ることができるけど、
「記憶」は人と人の間に育まれるもの。
所有することができないもの。

「記録」は頭の中の世界だから
「忘れてしまう」ものだけど、
「記録」は人と人の間に常にあって、
それが「繋がらなくなっている」だけ。

実は三葉が瀧君に会いにいった時の
代々木駅のポスターにも、
『「検索」より「探索」』と
書かれているんだよね。

頭の中の情報(記録=データ)を
ただ「検索」するのではなく、
逢いたいという想いだけを携えて、

瀧君も三葉も周囲に流されることなく、
ただただ自分の肚の違和感、ざわつきを
秘めて「探索」しクエストしていく。

そうすることでお互いの解けてしまった
「糸」が再び結びつき、
そして「記憶」は繋がり受け継ぎ
引き継がれて(=クオンタムジャンプ)、
時空協働創造態が形成されていくわけだね。

劇中で宮水家が編んでいる組紐も、
糸と糸を結んで作られる紐のことで、
時空協働創造態を暗喩しているもの。

 

と、熱が上がってきたところだけど、
長くなってきたので
泣く泣く今日は一旦筆を置きます。

次回はこの「逢いたい」という人の想いが、
時間という「糸」を捻じ曲げる秘密に迫る!!

(↓次の記事はこちら↓)
【第2回】映画『君の名は。』の
時間と空間の捻じ曲げは、
実はただのトンデモ話では終わらない!?

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湘南を拠点とする研究所RSEL、宇宙海賊団メンバーの1人(1匹?)。映画「君の名は。」に心打たれ、初回限定5枚組Blu-ray版を購入したやさしいクマ。独自の視点から、映画やアニメについて考察する記事を執筆している。

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