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七夕飾りは何故笹に五色の短冊なのか?歴史・伝説から紐解いてみた。

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子供の頃から成績優秀、生徒会長もこなし、いつしか板についていた「優等生」キャラ。しかし、実のところはただの八方美人。そんなペルソナ=仮面を付けることで、自分の弱さを隠してきた。
もう自分のキモチをごまかしたくはない!肚の底から湧き出る感覚をもっと素直に表現していきたい!将来が保証されたエリートコースを辞退し、売れない作家見習いとしての道を歩みはじめる。小説を執筆しながら、当ブログでは、主に哲学などについて書いていく。

◎ ボディフィギュアタイプ
「猫背くるみ」の隠れ「いかり」型
【この記事は約 3 分で読めます】

ささの葉さらさら のきばにゆれる
お星さまきらきら きんぎんすなご
ごしきのたんざく わたしがかいた
おほしさまきらきら そらからみてる
童謡:たなばたさま

ども、こんちは。
今年も七夕が近づいてきたね♪
普段「願い事を短冊に書いて、晴れたら天の川がみれるかも~。」的な行事としてしか認識していないけど、いったい七夕ってなんだろう??

七夕の歴史と五節供

日本には四季折々の行事があるけど、その中で大切にされてきた「五節供」というものがある。
子供の日が「たんごのせっく」って言いかえられたりするけど、その節供(せっく)の一つが七夕なんだ。

人日(じんじつ):1月7日 七草の節供
上巳(じょうし):3月3日 桃の節供
端午(たんご):5月5日 菖蒲の節供
七夕(たなばた):7月7日 笹の節供
重陽(ちょうよう):9月9日 菊の節供

気づいたかな?奇数月・奇数日が節供になっている!!

その理由とは・・・

もちろん陰謀があるとかそんなんじゃない。

実は、古くから、3月3日や5月5日のように奇数(陽)の重なる日は、めでたい反面、陰に転じやすいとされ、邪気を祓う行事が行われていたんだ。

七夕の起源(由来)

そして、その起源は・・・

織姫と彦星のストーリー

これはもう有名だね。七夕伝説として最も一般的な織姫と彦星のお話。
牛郎織女(ぎゅろうしゅくじょ)という、中国発祥の物語。

天の川の西岸に織姫という姫君が住んでいました。織姫は機織りの名手で、美しい布を織り上げては父親である天帝(天の神様のトップ)を大変喜ばせておりました。そんな娘の結婚相手を探していた天帝は、東岸に住む働き者の牛使い彦星(牽牛)を引き合わせ、二人はめでたく夫婦になりました。
ところが、結婚してからというもの、二人は仕事もせずに仲睦まじくするばかり。これに怒った天帝が、天の川を隔てて二人を離れ離れにしてしまいました。しかし、二人は悲しみに暮れますます働くどころではなくなってしまいました。そこで天帝は、真面目に働くのであれば、年に一度、七夕の夜に限って二人が再会することを許しました。こうして二人は、天帝の命を受けたカササギの翼にのって天の川を渡り、年に一度の逢瀬をするようになったのです。

改めて読んでも色々とツッコミどころがあるね(笑)

とかく、古の人々は牽牛・織女の伝説を基にふたつの星の逢瀬を眺め、想いを馳せ、「乞巧奠」(きっこうでん)という行事が催されるまでに至ったんだよね。

中国の乞巧奠(きっこうでん)

「乞」は願う、「巧」は巧みに上達する、「奠」はまつるという意味。
特に女性たちは織姫にあやかり機織りの技が上手くなるようにおねがいしました。

その後、機織りの上達から派生して、「乞巧奠」は様々な手習いごとの上達を祈願する行事として広まり、奈良時代に遣唐使によって日本に伝わると、宮中行事として取り入れられるようになったんだ。

織姫と彦星の逢えない悲哀のイメージと天の川のロマンチックが強くて、いつのまにか、

「あの人となかよくなれますように」
「結婚できますように」

と、恋愛祈願をする人も多いとおもうけど、実はそこじゃない!(笑)願うのはあくまでも、技の上達だよ!

ちなみに、日本では詩歌や裁縫の上達を願って星に祈りをささげ、梶(かじ)の葉に和歌をしたためて、お祀りしていたそう。

(不思議な形だよねー、座禅組んでるみたい)

何で梶の葉か?というと、梶の葉の裏側は細くて滑らかな毛がたくさん生えていて墨の乗りがよくて、和歌などを書く習慣が古くからあったから。それと、天の川の瀬戸を渡る船の梶と、梶の葉が掛けられていたりもする。

あまのがは とわたるふねの かぢのはに おもふことをも かきつくるかな
<上総乳母(かずさのうば) >「後拾遺和歌集」より

シャレオツだね♪

実際、宮中行事を伝承する京都の冷泉家では、いまでも古式ゆかしい七夕の歌会や乞巧奠がとり行われており、梶の葉が重要な役割を果たしていたりするんだ。

と、ここまですんなり日本に馴染んじゃったのには他にも理由があるんだ。
それは日本での神事「棚機」の存在だ。

日本の神事である棚機(たなばた)

その昔、日本では機で織った布を祖霊や神にささげたり、税として収めたりしていた。
特に、旧暦の7月はお盆や稲の開花期、麦などの収穫期には、お盆に先立ち祖霊を迎えるためにオトメたちが水辺の機屋にこもって穢れを祓い、機を織る行事が行われていたんだ。
水の上に棚を作って機を織ることから、これを「棚機」(たなばた)といい、機を織る乙女を「棚機つ女」(たなばたつめ)と呼んでいた。
やがてこの行事と乞巧奠が交じり合い、現在のような形に変化していったわけ!

そして、7月7日の夕方を表して七夕(しちせき)と呼ばれていたものが、棚機(たなばた)にちなんで七夕(たなばた)という読み方に変わっていったのだー

どうして笹の葉?そして、短冊への願い事の始まり

笹竹に短冊をつるして願い事をするようになったのは、江戸時代から。(意外とあたらしい。)
もともと宮中行事としてはあったのだけど、江戸幕府に「五節供」が制定されたことで、民間にも波及していったのが理由の一つ。
そしてもう一つの理由が、手習いごとをする人や、寺子屋で学ぶ子が増えたことから、星に上達を願うようになったということ。

笹竹を使うのも、ぐんぐん伸びていく若竹に、学業に勤しみ、いずれ世に出ていく子どもたちへの成長の思いを込めたからと考えられているよ。

ん~。これを知ると、童謡「たなばたさま」の歌詞からみえる風景が変わってこないかい?

ささの葉さらさら のきばにゆれる
お星さまきらきら きんぎんすなご

師と筆子の声がもれる寺子屋の「のきば」でさらさらとたなびく「ささの葉」。
いずれ公の世へはためかんと学業に勤しむ子らの姿に、キラキラと輝く「おほしさま」や「きんぎんすなご(金銀砂子)」のような美しさを感じ、その成長を祈る大人たち。

古き良き倭人の姿がそこにはあっただろうな。

こうした本意を踏まえると、短冊には「恋愛成就」とか「○○が欲しい」というような願いごとではなく、上達や夢を綴ったほうがよさそうだね。

五色の短冊の謎

短冊についてはもう一個疑問がある。童謡「たなばたさま」にもあるように、短冊は「ごしきのたんざく(五色の短冊)」なんだ。何故五色か?疑問に思ったことはないかい?

五色の色々

「五色」は短冊だけでなく、様々なところで重用されてきたものでもある。

五輪(オリンピック)

相撲の土俵の屋根の房

こいのぼりのコレ(吹き流し)

戦隊ヒーロー

お寺の五色幕

五色の意味

そんな五色は、「青・赤・黄・ 白・黒(紫)」のことを指し、古代中国の陰陽五行説に基づいた色なんだ。

陰陽五行説とは、すべてのものは「陰・陽」の相反する2つの側面を持ち、「木・火・土・金・水」の5つの要素を根源とする説。
これに応じて、「木は青・火は赤・ 土は黄・金は白・水は黒(紫)」を表しているよ。
この五色を短冊や飾りの一つ「吹き流し」に使用することにより、魔除けの意味を持たせたと言われているんだ。

魔除けだけじゃない、五色それぞれの意味

上の図をみてもらえばわかるけど、ざっくり魔除けというだけでは足りな過ぎるほど多くの意味を持っていそうだ。
五色、五徳、人体と多くのことに五行はリンクしている。

火=赤=心、小腸=仁=決断=人間力の向上

木=青(緑)=肝・胆=礼=信頼=両親や祖先への感謝

土=黄=脾・胃=信=金・商売=友達を大切にする

金=白=肺・大腸=義=関係性=規則を守る

水=黒(紫)=腎・膀胱=智=強い力=学びの向上

短冊へのお願いもこれに応じたものを書くのが望ましいようだよ♪

ちなみに「紫」は元々高貴な方だけが使える色という考え方があり、色の中で最上のものを表すそうだ。
そして紫の示すものは「智」であり「学び」。やはり、学ぶことこそが最上なのだ。

と、ここまで五色について述べてきたけど、もう一個気になっちゃったから書いちゃうね。
それは五色人についてだ。

幣立神社の五色神祭

九州南阿蘇の麓に鎮座し、樹齢一万五千年と伝えられるヒノキのご神木がそびえる神社がある。幣立神社(幣立神宮)。あまり聞いたことない神社だけど、どうにもスゴイらしいのだ。

あの古事記で記された有名な「国産み」。イザナギ神・イザナミ神による日本列島を生み出したあと、高天原から地上界に降りた地として、宮崎県日向の高千穂峡の神話があるが・・・

そのすぐ近くの熊本の幣立の地にて、もはや県の観光課を巻き込んで、我こそが「高天原(たかまがはら)神話の発祥の神宮である」と主張しているのがこの幣立神社。

なんと「国産み」より遙か以前に、神漏岐命(カムロギノミコト)・神漏美命(カムロミノミコト)の2柱が火の玉 (宇宙船)に乗ってご降臨されたとする高天原神話が残されているというのだッ!
幣立神宮では、そうした神々との関わりを裏づけとして、社宝「五色人面」を祀っている。

そして、毎年「五色神祭」が催されている。

五色神祭…「かつて世界人類の祖先、赤・白・黄・黒・青色の人々が集い、御霊を和合するための儀式を行った」という伝承に基づく神事。

引用:LINEトラベルjp

ちなみに五色神祭は、八月二十三日・五年毎に大祭、その間四年は、小祭が行われる。
ここで、ビックリしたのがその日付。8月23日は旧暦にすると(毎年変わるが)だいたい7月7日の近辺である!

おぉ~ここも七夕につながってきた~!

五色人という「人」たち

今回も長くなってしまった。
最後にだが、実はこの五色”神”を五色”人”と読みかえて、上の文を読み返して欲しいということだ。
神などではなく、惑星規模の移動手段を持ち、自然界の回転原理を理解するほどの科学水準を持ち、人々に教えを授けられるほどのコミュニケーション能力を持つ人類(太陽系先住人類=SP)だということ。
神や魂といった曖昧な存在でなく、高度な文明と肉体をもった人類が、この地球の外にいて僕らを見守っているとするなら・・・
【赤・白・黄・黒・青色の人々が集い、御霊を和合する】の意味合いも変わってくるはずだ。真の五色人がそこにはいるのかもしれない。

ごしきのたんざく わたしがかいた
おほしさまきらきら そらからみてる

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