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星の暁#3

 
この記事を書いている人 - WRITER -
詩人ぴゅう
美がないと生きている意味がない。

◉ ボディフィギュアタイプ
「フジサン」「栗せんべえ」の隠れ「なで」型

 

星 の 暁 #3

 

この足元に花降りしきり
我が子宮から零れ落ちる涙よ

小さな壺に収められた祈りとともに
ムスカリが静かに添えられる

君とともに埋めた肉と骨が
土に解けて大地に眠る

いつか小さな芽が
土を突き破る時
私達という神話を
大きな石に刻み付けよう

カミガヤツリと水の音が忘れられない
頬や首を撫でたあの風が、いまも貴方に吹いているだろうか

あの時と同じ波はもう無い
哀しみくれた夕暮れも
鈴虫が泣けば、すぐに気を取られ
繊月がうっとりと心を懐柔してしまう

絵の具が水に溶けるような
融解していく脆い”私”という存在が疎ましい

心臓だけが鳴っている、
心臓だけが鳴っている。

いつか止まることを連想させて
まだこの大地を這いずり回る他無いように
星空は容赦なくわたしから
冷酷に選択肢を奪っていくのだ

 

 

 

詩と朗読 ぴゅー
監修 響社長

 

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詩人ぴゅう
美がないと生きている意味がない。

◉ ボディフィギュアタイプ
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