近未来へ向けた下腹重心教育メディア

星の暁#2

 
この記事を書いている人 - WRITER -
詩人ぴゅう
美がないと生きている意味がない。

◉ ボディフィギュアタイプ
「フジサン」「栗せんべえ」の隠れ「なで」型

 

星 の 暁 #2

 

僕は満ち満ちている
充満する悪意に

僕は満ち満ちている
残酷な骨を断つ音に

僕は満ち満ちている
圧倒的な抱擁に

世界が周り続けている
取り残されている
美しきをしらぬ子供に
星は泣かない
太陽は冷酷
かなしくても笑う
死にたくても生きる

君のことがすごく好きで
それでいてすごく嫌い

どちらとも言えないそれらをもって
美しいものは強く立志している
それでいて共に生きると舞い踊っている

僕は震える
この肉体がうねっている
この心臓が生きたいと高らかにときめいている
海へ流された兵士の安らかな死に顔
ただれた肌はもうなにも感じない
生きたこの体をよく感じねばならぬ

ばらばらな心
だけどひとつになりたがる心

僕だけの世界で
帰る場所がわからない子供のように
体が燃えていても
まだ笑い続けている

僕の似姿がこの死体か
あなたの似姿がこの老女か
火星が接近した夏に
ひとつ歳をとった
コンクリートの上
蝉の死に様か

なにも言わぬ
しかし物語がある

現在を生きる者が
語り継ぐべき神話が

 

詩と朗読 ぴゅー
監修 Master.響

 

 

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詩人ぴゅう
美がないと生きている意味がない。

◉ ボディフィギュアタイプ
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