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星の暁#1

 
この記事を書いている人 - WRITER -
詩人ぴゅう
美がないと生きている意味がない。

◉ ボディフィギュアタイプ
「フジサン」「栗せんべえ」の隠れ「なで」型

 

星 の 暁 #1

 

わたしは樹木のような人になりたい
あんな風になにも語らず無力なフリをしたい
蟻が這い 鳥が休まり 木陰をつくる

瞑目し吐息する
儚い横顔があった

あの瞬間こそが血と肉と骨の音

まぐわう空気と涙と人間存在の情動
避け得ない嫉妬と祝福と懺悔
祈りと怒り 誓願そのすべて

つやつや きらきらと 輝きだし
ただ愛おしかった 子宮の裂ける痛み

わたしはわたしが解らず
ずっとずっと もどかしい

伝えたい言葉を
ただ口にする度もどかしく…

老いぼれ死んでしまう前に
溶けたいとおもうばかり

それでも形にすれば
奇妙な異物になってゆく戦争経済

なんだかとてもかなしいから生きている
いや、息してる…

命は弱い

あのヒトと呼ぶイキモノは特に

あっという間にはじけて消えて
すぐに忘れていく…でもすぐ笑う

だから…

ただ星の唇がくるまで

ただ信じなければならないものがある

誰が何と言おうと…

わからない事がたくさんある

いやわかってならないこともたくさんある

それが歴史

さまざまな宇宙が

瞳の陽炎 この傷口で揺れている

この影は一体誰なの?

灯火に向かって死んで行く虫けら

戦争と名付けられた まつりごと

ただ生きていてほしいとだけ
かの娘はおもっただけなのに

終わることが輝き

それも巧妙な嘘いや誠

いやそれを追いかけない無垢が煌き

そんな巧妙な嘘いや誠

死との口づけは
本当にかなしいの?

そこには言い知れぬ
安堵があるもの

そんな巧妙な嘘いや誠  暮石は語る

それでも死人は何も語らぬ

まさに死人に口なし巧妙な嘘いや誠

いやほんとうに
暁に口づけしている最中だよ

そう僕らが邪魔しちゃいけないよ…

その唇を信じたかった己の幼さを

誰のせいでもなく
ただ見つめたかった 見つめたかった

もう誰にも見せないと決めた

まつりごとの猛毒が堕ちゆく
粛正なき血清なる涙線その星の記憶

誓い   願い

出口を塞ぐ前に 手を伸ばしてくれた

顔の見えない その手を
もう一度 信じ抜くと決めた

星の暁に口づけ

そんな巧妙な嘘いや誠

そう…これが  つぐことば

 

 

詩と朗読 ぴゅー
監修 Master.響

 

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美がないと生きている意味がない。

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