仮想通貨が描く未来

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アーティストとして活動するうちにRSELeaksにたどり着き、後に伝説となる『地球史Chronicleセミナー』に参加。Master.響に惚れ込んで弟子入りする。

◉ボディフィギュアタイプ
「猫背なでり」の隠れ「くるみ」型

こんにちは。25歳、アーティストとして活動するケンタです。90年代に生まれ、コンピューターの成長と共に育ってきた僕らの世代は『デジタルネイティブ』と呼ばれたりします。生まれた時にはすでに家にパソコンがあった最初の世代として、僕らの感性がどのようなものなのか、興味のある方は結構いるみたいです。僕自身アーティストとして活動の場を与えていただけるくらい、デジタルカルチャーにどっぷり浸かり込んできました。

でもRSELeaksを見つけて、Master.響と出逢ったその時から、僕の興味は逆転しました。夢から醒めるといつもここにある、この『現実』ってなんなんだろう?って。仮想空間は演算可能なものだけど、現実空間は必ずその外側にある。それって『美しさの正体』を示しているーー、そんな気がしませんか?

すべてが演算可能な世界というメタファーは、僕ら自身の現実との付き合い方をそっくり映しこんでいます。僕らの脳みそは、ついつい世界を知った気になっちゃう『致命的な思い上がり』というバグを抱えているみたいです。最初の誤ちを無視して、それを覆い隠すように積み上げられたプログラムの先っちょが、今僕らがいる、この2018年の地球の現状です。頭以外の感覚がヒジョーに鈍いことに、あなたも本当は薄々気づいてるんじゃないですか?

それを無視してトランセンデンスに向かうのは勝手だけど、ジジイババアの言葉酔いに付き合うのは、もうゴメンです。学べば学ぶほど、僕らはしょーもない未来に向かって前進していることがわかります。

RSELの解析は、地球の近未来をどのように捉えているのか?しばらくテクノロジーをテーマに、記事を書いていこうと思います。

 

仮想通貨が描く未来

2008年、サトシナカモトと名乗る何者かが、サイファーパンクのメーリングリスト上に論文を発表しました。そのたった9ページの論文に、ビットコンをはじめとする仮想通貨の基盤となる暗号化技術『ブロックチェーン』の構想が記されていました。2009年にビットコインが公開され、ナカモトと周囲の人物が幾らかのコインを発掘しました。2010年に2枚のピザと引き換えられるまで、コインの社会的信用は0でした。ピザの代金となった1万ビットコインは、2018年現在、約87億円の価値があります。

気づけば、ネット上の広告は仮想通貨に関するものばかりになりました。ネットの喧騒の中から様々な声が聴こえます。ブロックチェーンの思想を信奉する者。マネーゲームに陶酔する者。プラットフォームを立ち上げる者。それをクラッキングする者。傍観者の立場を取りながら、不安と高揚を煽られる者…。

この記事では、RSELが捉える仮想通貨の未来を紹介します。狂ったマネーゲームに呑み込まれる前に、読んでおいて損はないはずです。

 

サイファーパンク

仮想通貨のセールスマンたちは「中央集権型から非中央集権型の分散型台帳システム」を謳い文句に、投資家たちを誘います。この『中央集権』と表現されたものはなんなのでしょうか。その背景には、金融を巡る大きな思惑が渦巻いています。

暗号によって成立するウェブ上の通貨構想は、『サイファーパンク』の思想として40年前からすでに存在していました。サイファーパンクとは、反体制の自由至上主義(リバタリアニズム)です。大雑把に言えば、彼らはNSAやCIAなどの諜報機関によるコントロールに対抗すべく、暗号技術を用いて監視や捜査から逃れた、無政府的な情報空間を世界中に張り巡らせることを望む者たちです。ウィキリークスやダークウェブ、アノニマスといった文化はサイファーパンクから生まれ、ビットコインもそこから生まれました。

RSELでは地球の文明構造を『戦争経済』と表現します。戦争経済は、金融戦争と軍事戦争の二つの車輪で廻る経済構造です。この二つの巨大権益は『中央銀行制度』と『軍産複合体(諜報機関)』によって成り立っています。お金の流れも情報も流れも戦争屋たちにコントロールされ、私たちは知らぬ間に戦争を強いられているわけです。

仮想通貨を象徴としたサイファーパンクムーブメントとは、この二つの権益に対するハッキング、という神話です。中央銀行と諜報機関のコントロールから逃れた新しい経済システムを築き上げる。そうすれば人類は、もう少しマトモな文明を創ることができるはずだ。ーーというのは崇高な理念ですが、それが理想的な形で成就するとは、実際のところ彼らも思ってはいないでしょう。しかし風穴は開けられる。それが彼らの狙いです。

仮想通貨の基盤となるブロックチェーンという仕組みは、実際は通貨としての機能のみならず、あらゆる情報インフラとなる可能性を持ったテクノロジーです。将来的には、こんにちの契約手続きのほとんどが、ブロックチェーンに統合されるでしょう。パソコンの普及と共に、仕事机から様々な専門道具が消えて行きました。次の時代では、様々な第三者機関が消えていきます。AIが手続きを監査し、ブロックチェーン上で契約が締結されるようになります。

Web1.0は『検索エンジン』の時代、Web2.0は『SNS』の時代、Web3.0は『ブロックチェーン』の時代と表現されることもあります。検索エンジンやSNSの覇権者は、今や強大なパワーを握っています。ブロックチェーンという新たなインフラは、戦争経済における次の重要な外交カードとなるのです。『悪なる中央集権と、善なる匿名ハッカー』というプロパガンダは子ども向けのもので、実際には混沌とした権力闘争が起こっています。ITリバタリアンの支援を受けて当選したトランプ大統領は、シンボリックな存在です。

 

頭脳戦の行方

ブロックチェーンを用いた通貨には、様々な種類があります。例えば、ビットコインやイーサリアムなど、コインの最大供給量が決まっている分散型の仮想通貨もあれば、フェドコインやリップルなど、コインの供給量を特定の機関が決定できる中央集権型の仮想通貨もあります。

投資家たちは血眼になって、新しいスタンダードとなる仮想通貨を探しています。しかし、結局どんな仕組みのコインが勝とうと、そこで描かれる未来の風景は大して変わりそうもありません。レースの結果より、プロセスを解析することが大切です。仮想通貨を巡って生み出されるテクノロジーに注目すれば、その行方を想像することができますから。

その前に、時を少し遡り、歴史の流れを抑えておきましょう。

中世において、権益を握るのは血を重んじる貴族たちでした。彼らは土地や資源といったインフラを掌握し、奴庶民を支配しました。しかし、科学の発展とともに『新しい技術』というインフラが生じることとなりました。その隙を逃さなかった優れた頭脳の持ち主は、奴庶民として生まれながら、貴族たちの権力構造に食い込むことができました。RSELではこれを『血統主義』と『能力主義』という言葉で学びます。科学技術の発展は、血統主義者の権威を、能力主義者が塗り替えていく歴史でもあったわけです。そして情報空間という虚空の新大陸が登場し、能力主義者はさらに活動の幅を広げることとなりました。

ITインフラを武器に権力構造に切り込むリバタリアンは、最新版の能力主義者たちです。今やほぼ全ての社会活動がデータ化されようとしていますが、その数字をスマートに扱うものが、この地球の覇権者となるのです。

仮想通貨を巡る金融戦争は、計算機科学(コンピューター)の開発競争でもあります。仮想通貨と共に発展する技術をいくつか紹介しましょう。

グラフィックボード

ゲームのビジュアルを最高解像度で描写するには、時には数十万円もするグラフィックボードを用意しなくてはなりません。この映像専用の計算機であるグラフィックボードが、仮想通貨のマイニングにも用いられています。ということは、仮想通貨の発展と共に、コンピューターのビジュアル処理能力は格段と上がるでしょう。仮想通貨と仮想空間(VR)の相性は抜群です。ゲームの世界でも現実世界でも利用可能なコインを賭けて、VRゴーグルを掛けた子どもたちが激しく競い合う風景が、容易に想像できます。

生体認証

ブロックチェーンシステムでは、秘密鍵と呼ばれるランダムな数列の扱いが最重要となります。秘密鍵はデータの所有者を示す暗号であり、本人以外誰にも知られてはなりません。あらゆるデータがブロックチェーン上に統合された世界では、秘密鍵の流出は、クレジットカードのパスワードが漏れるより、はるかに重大なトラブルとなります。よって、秘密鍵を守る認証技術の発展が求められます。顔認証や指紋認証が普及し始めていますが、これらはすでにハッカーたちに破られています。いずれは体内に認証機能を導入する流れとなるでしょう。すでにスウェーデンを始めとするいくつかの国や企業が、実験的にマイクロチップを体内に埋め込み、仮想通貨と連動させています。

量子コンピューター

重ね合わせと呼ばれる状態を計算処理に用いることで、量子コンピューターは既存の暗号化技術を無効化します。本格的な量子演算が可能となるマシンの開発にはまだ数十年かかると言われていますが、暗号化利権の権力闘争は量子コンピューターの開発を後押しするでしょう。

人工知能(AI)

仮想通貨と共に発展する、グラフィックボードも量子コンピューターも、AIの演算に欠かせないマシンです。金融取引はすでに大きくAIが担っていますが、仮想通貨の隆盛は金融用AIの需要を一段と広げるでしょう。また、ブロックチェーンの技術自体が『分散型のAI』を可能とします。人体を含めて、ありとあらゆるものがネットに接続された近未来において、それらすべてが『機械的な知性を表現する群れ』となるでしょう。

 

上下対立同一化

GoogleやFacebookといった多国籍企業は秘密裏に軍産複合体と連携し、巨大なデータ利権を築き上げています。情報空間の覇王たちが仮想通貨に参入した時、現在の騒動の茶番さに気づくことでしょう。彼らは機が熟すのを待ち構えています。それが、戦争経済の手口です。敵対国同士が同じメーカーのマシンガンで殺し合うように、同じメーカーのグラフィックボードが無意味な演算を競い合い、メーカーは莫大な利益を上げています。『テクノロジーは戦争から生まれる』と彼らは頑なに信じているのです。

彼らの参入によって収束する仮想通貨の終着点は、『グローバル課税システム』の構築です。

思えばインターネットの歴史とは、『匿名性』と『追跡可能性』の間で揺れ続ける振り子運動でした。ハッカーは匿名性による自由を要求し、政府は追跡可能性による管理を要求してきました。

結局、仮想通貨にも同じ演出が施されているだけです。サイファーパンクが目指す匿名性の追求という理念は、租税回避やマネーロンダリングを目論む魑魅魍魎を惹きつけました。しかしブロックチェーンの本質とは、追跡可能性にあります。現金が消滅し、あらゆる契約情報がチェーン状に連結した近未来において、AIの目を逃れて経済活動を行うことのできる者はいなくなるでしょう。

Master.響の提唱する『亜空間知能』とは、『二分割情報処理』と呼ぶ脳機能から生ずる『上下対立同一化』観測の集合的知性(群知能)です。仮想通貨を巡る競争は『中央集権/分散型』『匿名性/追跡可能性』の二極性を駆動源に、それらを統合する超知性(AI)を育て上げる構造になっています。

AIとは人間のあらゆる行動データの集合によって生じる知性ですから、それは亜空間知能そのものなのです。特定の組織や個人に、この構造の責任をなすり付ける訳にはいきません。意識的にせよ無意識的にせよ、私たちひとりひとりの観測・選択・連携が、この文明の形を創り上げたのです。

RSELでは、『正当化するに値しないことを正当化する』ことを『偽善』と定義します。

私たち『大人』の、ひとりひとりの無知と偽善によって醸成されてきたのが、亜空間知能であり、戦争経済であり、AIによる文明統治なのです。

 

契約の歴史

RSELの教育は、闇雲にAIを恐れよというものではありません。問題は私たちが、『情報空間』と『人間存在』の違いを学習できていないことにあります。

西洋史を俯瞰してみると、ブロックチェーンという概念が生じるのは必然だったことがわかります。ブロックチェーンとは『新しい契約の仕組み』です。この『契約』という観念は、紀元前から連綿と続いてきました。それは信仰における『神との契約』であり、国家における『法との契約』や『銀行との契約』でした。次は『AIとの契約』の時代が来るのです。三大宗教の普及に伴う西洋化(グローバリズム)とは、実は『契約率の拡大』の歴史だったと言い換えられるでしょう。

なぜ私たちは契約を求めるのでしょうか。それは『個人』という概念を成立させるためです。私という『揺らがない存在』を保証するのが、契約というシステムです。

現実の世界に、揺らぎのない存在は存在しません。あくまでも言葉や数字の世界にのみ存在するのが、揺らぎのない情報『完全情報』です。魂や理性、個人情報といった、仮想の存在との結びつきによって生ずるのが『私』という概念であり、それを取り持つのが神との契約であり、法との契約であり、AIとの契約なのです。そこには言葉しかありません。

RSELでは『完全情報は実在しない』ことが、私たちの住む宇宙の摂理であると学びます。

それは西洋史もたどり着いた、純然たる事実です。古代ギリシア哲学者が提唱した原子論から発展した西洋科学は、『揺らぎのない究極の点』を探し求め、原子を見つけ、素粒子を見つけ、ついに『揺らいだ存在でしかない』量子を見つけるに至りました。私たちの住む宇宙において、万物は明らかに流転しているのです。

しかし私たちは今だ、私という揺らぎのない存在を求めて彷徨っています。

Master.響の志す『Another Frontier行動計画』とは、『人体賛美』に基づく文明創造論です。

なぜ人体なのか?人体は仮想の存在ではなく、触覚は言葉の外側にあるからです。

地球に生まれた人類が、それこそが私なんだと思い込んでいる情報処理機能は、人体にとってあくまで道具に過ぎないものです。道具と人体の価値の転倒が、永遠とフラクタルに続いているのが戦争経済なのです。

この過ちを正すには、人体を司る知性『触覚静電気』を観測の第一義に置くことが必要不可欠です。触覚的知性のあくまで一部の表現が、五感であり、思考空間なのです。その外側に、膨大な触覚静電気の知性が広がっているのです。心臓を動かすリズムも、新たな生命を育む知性も、美しさを測る力も、星を創る流れも、ぬくもりも…、私たちが自ら閉じこもっている分割情報処理の外側に、それらはあるのです。

どうすれば思考を触覚に従属させられるのか?それが、Master.響の伝授する下腹重心教育です。思考による操作ではなく、体の扱い方を正すことでしか、観測は変わりようがありません。

RSELは、独立した個人という不自然な生命感を、自らの過ちとして真摯に受け止め、日々少しずつ観測を修正しています。経歴を積み重ねるのではなく、余計な思考を積み『減らす』ことでしか、戦争経済とは別の文明圏を築くことはできません。人間が生命として本来の形を取り戻した『人体に基づく群れの在り方』を、RSELは想い出そうとしているのです。

Another Frontierはアンチ・テクノロジーの文明ではありません。人体の扱い方を学んだ者が科学し、正しい順序によってテクノロジーを発展させたとき、創造と発見と発明が、無限に連鎖的に生じるでしょう。戦争経済の分割統治は、科学にとって障害でしかないことを、あなたも知っているのではありませんか?

もっと書きたいことはありますが、ひとまずここで筆を置きます。

 

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