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“悲しいから、なつかしいから、僕らはまた、こうして生まれて来た…” 超叡智映画『クラウドアトラス』徹底解説 その1

ビン隊長
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ビン隊長

ついにこの日が来た。

映画『クラウドアトラス』について、このRSELeaksで語らせていただける日が。。。

 

こんにちは、ビン隊長です。

さて、皆さんは『クラウドアトラス』という映画をご存知だろうか?

あの『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー兄弟(今は姉妹)が監督をつとめ、トム・ハンクス、ハル・ベリーら一流スターを起用し2012年末(日本では2013年春)に公開されたこの映画。

こうした超一流の監督、キャストであるにも関わらず、意外とこの映画の存在を知らない方も多いかもしれない。

それもそのはず、実はこの映画、世間ではその内容が大きな賛否を巻き起こし、100億円もの巨額の製作費を投じたにも関わらず、興行収入的には失敗に終わった。

そして、ウォシャウスキー姉妹やトム・ハンクスらにとっては、キャリアに傷をつけた黒歴史とまで言われてしまう始末…

だけど、その理由も実は納得できる。

そう、この映画は、今の地球の民には早すぎた。

映画『クラウドアトラス』とは?

まず、この映画のストーリーの紹介から。

映画『クラウドアトラス』では、時代も場所も異なる6つの物語が、順番にではなく”同時並行で”展開されていく。

その6つの物語は、20世紀の英国における若き作曲家の苦悩であったり、21世紀現代における小説家の巻き込まれる珍道中であったり、はたまた、22世紀のソウルにおけるクローンと革命の物語であったりと、一見そこに明確な繋がりはない。

 

ところが、それら6つの物語は “かさなっている”。

各々の物語を織り成す登場人物は、主人公たちもふくめ皆、どこか他の物語で見かけた”誰か”の相似形たち。

また、それぞれの物語で主人公たちが巻き込まれる「悪意」とその「構造」は、その中で彼らが感じる「恐怖と不安と葛藤」は、そして、もがいた末に彼らが体現するその「善意」と「勇気」は、いつの時代も、どんな場所でも変わらずそこに遍在する。

そして、僕らはその、包み重なり合う物語たちの拡がりと収束に、なぜだか泣きたくなるような、たまらない”なつかしさ”と、胸をしめつけられる”悲しさ”をおぼえる。

 

そう、僕らは本当は”そのこと”を知っている。

生まれる前からずっと、悲しかったことを。

だけど、なつかしくて、あきらめきれなくて、またこうしてこの星に、この体に生まれてきてしまったことを。

そうして何度も何度も繰り返しながら、いつかどこか辿り着きたい場所があって、そこに、またどうしても逢いたい”誰か”がいることを。

そんな、いつの間にか忘れてしまっていた”答え”を想い出させてくれたのが、映画『クラウドアトラス』だった。

映画『クラウドアトラス』との出逢い

僕が初めてこの映画の存在を知ったのは、2013年の春、映画の公開開始の間際。

テレビで流れた15秒ほどのCMを観た瞬間、内容もストーリーも全くわからなかったけれど、いきなり確信した。

「この映画は、見なきゃいけない」と。

そして、公開するやいなや、映画館に一人で観に行った。

開始直後から、片時も目を離せなかった。

物語が進むにつれて、今まで人生で一度も味わったことのない、あたたかい震えと鳥肌が止まらなかった。

中盤のクライマックスに差し掛かるところで、下腹から、金色の光が全身にあふれているような感覚に包まれた。

そこからフィナーレに向かうまで、理由の説明できない涙が止まらなかった。

フィナーレの物語が収束する場面で、何かとてつもなく大切なことを想い出した気がした。

自然とお腹から沸き出たのは、「そうだった。」という言葉。

そして、エンドロールに入るところで、再び涙が止まらなくなり、その場で一人静かに号泣した。

エンドロールが終わり、スクリーンの明かりがついた時には、泣き晴らして放心していた。

しばらく何が起こったのか理解できなくて、席を立てなかった。

数分後、静かに立ち上がり、スクリーンを出るとそのまま券売窓口に向かい、こう言った。

「『クラウドアトラス』、1枚ください」

そして、RSELeaksとの出逢い

この映画で受けた感覚は、それまでの人生では一度もなかったもので、身の回りの誰とも共有できなかったし、そもそも僕自身、あの感覚が何なのかをきちんと説明できなかった。

けれど、これは決して忘れてはいけない感覚だという譲れない体感があったし、この感覚を共有できる人といつか出逢えるという、謎の確信もあった。

そして、そこから3年近く経ったある日、ふとしたきっかけで出逢えたのが、当時の『RSELeaks』チャンネルで凛太朗さんが公開していた、この動画↓

この動画に出逢えた時、ようやく「あの感覚」を共有できるご縁に巡り逢えたんだという感動と、僕が説明できなかった感覚を、ものすごく高解像度に説明責任が果たされていることに驚き、食いつくように凛太朗さんに連絡を取った(その時に凛太朗さんに送った文面は今もテキストとして手元にあるが、今読むとその必死さは自分でも恥ずかしくなる)。

そして、その流れでRSEL寺子屋に通い始め、そこから3年近くを経て、今度は僕がこうして、この映画のことを御伝えする役目を与えていただいている。。。

そんな時間の流れとそこに繋がったご縁、それもこの『クラウドアトラス』の物語と重ね合わせながら、今この筆を取らせていただいています。

 

さて、僕自身の個人的な人間ドラマはこのへんにして、次回以降は、映画『クラウドアトラス』に込められた様々な叡智を、あらゆる角度から読み解いていこうと思います。

“人生の謎が今、解けようとしている”

 

 

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